「子どもが自分で考え、動き出す力を育てる」幼児教室「こどもラボ」が大切にしている教育とは

首都圏を中心に展開している幼児教室「こどもラボ」は、「知識を教える教育」ではなく、「自分で考える力を育てる教育」を重視している幼児教室です。

近年、幼児教育の現場では、計算力や読み書きといった“目に見える学力”だけでなく、「やり抜く力」「自分で考える力」「挑戦する力」といった“非認知能力”の重要性が注目されています。

そのような中で、「こどもラボ」はあえて“教えすぎない指導”を実践し、多くの保護者から支持を集めています。

今回は、「こどもラボ」本部教室の教室長・佐藤美香さんに、教育方針の特徴や日々の授業内容、子どもたちの変化、保護者の声、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。

「答えを教えすぎないこと」を大切にしています

ーーまず、「こどもラボ」が大切にしている教育方針について教えてください。

私たちが最も大切にしているのは、「すぐに答えを教えすぎないこと」です。幼児期は知識を詰め込む時期ではなく、「なぜだろう」「どうしたらいいのだろう」と考える力を育てる時期だと考えています。そのため、大人がすぐに答えを提示してしまうと、子どもが自分で考える機会が減ってしまいます。

例えば積み木の活動でも、「こうやって積むといいよ」と教えるのではなく、「どうしたら高く積めると思う?」と問いかけるようにしています。最初は戸惑うお子さまも多いのですが、少しずつ自分で試してみるようになり、考えること自体を楽しめるようになっていきます。

小さな成功体験が自信につながっていきます

ーー実際に通われているお子さまには、どのような変化がありますか?

一番大きな変化は、「自分でやってみようとする姿勢」が育つことです。最初は「できない」とすぐに諦めてしまっていたお子さまが、数ヶ月後には「もう一回やってみる」と自分から挑戦するようになります。

私たちが重視しているのは、「できたかどうか」という結果ではなく、「どう考えたか」「どう工夫したか」というプロセスです。そのプロセスの積み重ねが、子どもたちの自信につながっていきます。実際に、年少のお子さまで最初はほとんど発言がなかった方が、半年ほどで「こうしたらいいと思う」と自分の考えを言えるようになったケースもあります。保護者の方からも「家でも積極的になった」と驚きの声をいただいています。

「わからない時間」を大切にしています

ーー近年は早期教育が進んでいますが、その中で意識されていることはありますか?

現代の子どもたちは、インターネットやアプリなどですぐに答えを得られる環境にあります。そのため、「わからないまま考え続ける時間」が以前よりも少なくなっていると感じています。しかし実は、この“すぐに答えが出ない時間”こそがとても大切です。

私たちはあえてすぐに手を貸さず、少し見守る時間を取るようにしています。そうすることで、子どもたちは自分なりに試行錯誤しながら答えにたどり着こうとします。もちろん、うまくいかないこともありますが、その経験も含めて学びになります。「どうすればうまくいくのか」を考える力が自然と育っていきます。

授業は「問いかけ」を中心に進めています

ーー具体的な授業の進め方について教えてください。

「こどもラボ」の授業は、「問いかけ」を中心に構成されています。例えば工作の時間では、テーマだけを伝え、「自由に作ってみましょう」とスタートします。作り方を細かく指示することはありません。講師は答えを教える存在ではなく、「一緒に考える存在」として関わります。

「どうしたらもっと安定すると思う?」

「他の方法はありそうかな?」

このような問いかけを繰り返すことで、子どもたちは自分の頭で考え、工夫する習慣を身につけていきます。また、グループ活動も積極的に取り入れており、他のお子さまの考え方に触れることで、新しい発想が生まれることもあります。

保護者の方から寄せられる変化の声

ーー保護者の方からはどのような反響がありますか?

もっとも多いのは、「家庭での様子が変わった」というお声です。

「すぐに答えを聞かずに、自分で考えようとするようになった」

「失敗しても泣かずに、もう一度挑戦するようになった」

「以前よりも自分の意見を言うようになった」

このような変化を感じていただくことが多いです。

また、保護者の方ご自身が、お子さまへの声かけを意識的に変えるようになったというケースもあります。「すぐに教えるのではなく、まずは考えさせるようにした」という声もいただいています。

「正解を出す力」よりも「考え続ける力」を育てたい

ーー今後、「こどもラボ」として目指している方向性を教えてください。

これからの社会では、早く正解を出す力よりも、「正解がない問題に向き合う力」がより重要になると考えています。AIやテクノロジーが発達している現代において、人間に求められるのは「考え続ける力」や「試行錯誤する力」だと思います。

幼児期にその土台を作ることができれば、将来どのような環境においても、自分で考え行動できる力につながっていくと考えています。そのため、今後も「教える教育」ではなく「引き出す教育」を大切にしながら、一人ひとりの可能性を広げていきたいと思っています。

見守る教育が子どもの未来を育てる

「こどもラボ」の教育は、一見すると“何も教えていない”ように見えるかもしれません。しかし実際には、子どもが自分で考え、失敗し、気づくための環境を丁寧に設計しています。その積み重ねが、「自分で考え行動できる子ども」を育てています。今後も幼児教育の重要性が高まる中で、「こどもラボ」のような“見守る教育”は、ますます注目されていくと考えられます。

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