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YouTubeの見せすぎは子どもにどんな影響がある?年齢別のリスクや適切な視聴時間を解説

「子どもにYouTubeを見せすぎているかもしれない」「発達に悪影響はあるの?」「何時間までなら大丈夫?」と不安に感じていませんか。

YouTubeには知育や英語、歌など子どもの学びにつながる動画が多くある一方で、長時間の視聴は言葉やコミュニケーション、睡眠、生活習慣などに影響を与える可能性があるといわれています。ただし、YouTubeを見せること自体が悪いわけではなく、年齢や発達に合わせて適切に利用することが大切です。

この記事では、YouTubeの見せすぎによる影響を年齢別に解説するとともに、子どもに適した視聴時間の目安や見せすぎを防ぐ工夫、家庭でできるルール作りについてわかりやすく紹介します。

目次

Table of Contents

YouTubeの見せすぎは子どもに影響する?

YouTubeは、知育動画や歌、絵本の読み聞かせなど、子どもの学びや遊びに役立つコンテンツが豊富にあります。そのため、上手に活用すれば育児の助けになる場面も少なくありません。一方で、長時間の視聴が続くと、発達や生活習慣に影響を及ぼす可能性があることも指摘されています。ここでは、YouTubeの見せすぎが子どもに与える影響について解説します。

YouTubeを見せること自体が悪いわけではない

YouTubeを子どもに見せること自体が、必ずしも悪いわけではありません。年齢に合った知育動画や歌、体操などのコンテンツは、言葉やリズムに触れるきっかけになったり、親子で楽しんだりする機会にもなります。また、保護者が家事や育児を進める間に短時間利用することで、負担を軽減できる場合もあります。

ただし、重要なのは「何を見るか」と「どのくらい見るか」です。長時間視聴を続けたり、子どもだけで視聴する時間が多くなったりすると、遊びや睡眠、親子のコミュニケーションの時間が減ってしまう可能性があります。YouTubeは便利なツールですが、生活の中心にならないよう、家庭でルールを決めながら活用することが大切です。

見せすぎると発達や生活に影響する可能性がある

YouTubeを長時間見続けることで、子どもの発達や生活習慣に影響が出る可能性があります。例えば、動画を見る時間が長くなると、外遊びやごっこ遊び、家族との会話など、発達に大切な体験の時間が減ってしまうことがあります。また、寝る直前まで画面を見続けることで寝付きが悪くなったり、生活リズムが乱れたりするケースも少なくありません。

もちろん、YouTubeだけが発達に影響するとは言えず、家庭環境や生活習慣などさまざまな要因が関係します。しかし、動画視聴が日常生活の大半を占めている場合は、視聴時間や視聴方法を見直すことが大切です。動画以外の遊びや親子の関わりをバランスよく取り入れることで、健やかな成長につながりやすくなります。

年齢に合った視聴時間が大切

YouTubeを利用する際は、「長く見せないこと」だけでなく、子どもの年齢に合った視聴時間を意識することが重要です。乳幼児期は脳や言葉が急速に発達する時期であり、人とのやり取りや実際に体を動かして遊ぶ経験が特に大切とされています。そのため、画面を見る時間が長くなりすぎないよう配慮する必要があります。

また、年齢が上がるにつれて動画の内容を理解できるようになりますが、長時間の視聴は運動不足や睡眠不足、学習時間の減少につながる可能性があります。時間だけでなく、知育や学習につながる内容を選ぶことや、保護者が一緒に視聴して会話を楽しむことも、YouTubeを上手に活用するポイントです。

YouTubeの見せすぎで考えられる影響

YouTubeは便利な一方で、長時間視聴が続くと子どもの心や体、生活習慣にさまざまな影響を与える可能性があります。すべての子どもに同じ影響が出るわけではありませんが、普段の様子に変化が見られる場合は視聴時間や視聴方法を見直すことが大切です。

言葉やコミュニケーションへの影響

乳幼児の言葉の発達には、大人との会話ややり取りが欠かせません。しかし、YouTubeを長時間一人で見続ける時間が増えると、人と会話する機会が減り、言葉を使う経験が少なくなることがあります。動画から言葉を聞くだけでは、相手の反応を見ながら会話する力やコミュニケーション能力は育ちにくいと考えられています。

また、動画視聴が生活の中心になると、「質問する」「気持ちを伝える」といった経験も減ってしまう可能性があります。知育動画を見ること自体が悪いわけではありませんが、保護者が一緒に見ながら感想を話したり、動画の内容について会話したりすることで、言葉の発達をサポートしやすくなります。

睡眠リズムが乱れやすくなる

YouTubeを寝る前まで見ていると、睡眠リズムが乱れやすくなることがあります。スマートフォンやタブレットなどの画面から出る光は脳を刺激し、眠気を感じにくくさせることがあるためです。また、夢中になって動画を見続けることで就寝時間が遅くなり、睡眠時間が不足してしまうケースもあります。

睡眠不足は、日中の機嫌や集中力だけでなく、成長や健康にも影響する可能性があります。特に小さな子どもは十分な睡眠が必要なため、寝る1時間ほど前には動画視聴を終え、絵本を読んだり親子でゆっくり過ごしたりする習慣を取り入れることがおすすめです。

集中力や遊び方に影響することがある

YouTubeにはテンポの速い動画や刺激の強い映像が多く、長時間視聴することで、じっくり遊ぶことや一つのことに集中する時間が短くなる可能性があります。また、動画を見る時間が増えるほど、積み木やお絵描き、ごっこ遊びなど、自分で考えて遊ぶ機会が減ってしまうこともあります。

こうした遊びは、想像力や創造力、問題解決能力を育てる大切な経験です。YouTubeだけに頼るのではなく、外遊びや工作、絵本などさまざまな遊びを取り入れることで、子どもの興味や発達をバランスよく伸ばしやすくなります。

視力や姿勢への影響

スマートフォンやタブレットを近い距離で長時間見続けると、目が疲れやすくなったり、姿勢が悪くなったりすることがあります。また、同じ姿勢を続けることで肩や首に負担がかかる場合もあります。小さな子どもは自分で休憩を取ることが難しいため、保護者が声をかけながら適度に休憩を挟むことが大切です。

動画を見る際は、画面との距離を保ち、明るい場所で視聴することを心掛けましょう。また、長時間連続で見せるのではなく、一定時間ごとに体を動かしたり、外遊びを取り入れたりすることで、目や体への負担を軽減しやすくなります。

感情のコントロールが難しくなる場合がある

YouTubeを長時間見ていると、「もっと見たい」という気持ちが強くなり、視聴を終える際に泣いたり怒ったりする子どももいます。特に自動再生機能がオンになっていると次々と動画が流れるため、区切りをつけにくくなることがあります。

毎回動画をやめるたびに激しく泣く、癇癪を起こすといった様子が続く場合は、視聴時間やルールを見直すことが大切です。最初から「1本見たら終わり」「タイマーが鳴ったらおしまい」と約束を決めておくと、切り替えやすくなる場合があります。動画だけに頼らず、親子で遊ぶ時間や体を動かす時間も意識して取り入れましょう。

【年齢別】YouTubeの見せすぎによる影響

YouTubeの見せすぎによる影響は、子どもの年齢や発達段階によって異なります。乳幼児期は脳や言葉が急速に発達する時期であり、小学生になると学習や生活習慣への影響も考えられます。ここでは、年齢ごとに考えられる影響や注意したいポイントを紹介します。

0〜1歳|脳や言葉の発達への影響

0〜1歳は、保護者との触れ合いや声かけを通して脳や言葉の土台が育つ大切な時期です。この時期に長時間YouTubeを見続けると、人と目を合わせたり、表情や声のやり取りをしたりする機会が減ってしまう可能性があります。動画を見るだけでは双方向のコミュニケーションが生まれにくく、言葉や社会性の発達に必要な経験が不足することも考えられます。

また、この時期は実際に触ったり、音や感触を確かめたりする体験が発達に欠かせません。動画視聴よりも、抱っこや歌、絵本の読み聞かせ、手遊びなどを通して親子で関わる時間を大切にしましょう。どうしても動画を見せる場合も、長時間の視聴は避け、保護者が一緒に見守ることが望ましいとされています。

2〜3歳|言葉・生活習慣への影響

2〜3歳は言葉が急速に増え、自分の気持ちを伝えられるようになる時期です。一方で、YouTubeを見る時間が長くなると、家族との会話やごっこ遊びなど、言葉を使う機会が少なくなることがあります。また、夢中になって視聴することで、食事や昼寝、お風呂など生活リズムが乱れやすくなるケースも少なくありません。

この時期は好奇心が旺盛になるため、動画だけでなく、公園で遊んだり、おもちゃで工夫して遊んだりする経験も大切です。YouTubeを利用する際は、時間を決めるだけでなく、「ご飯の前は見ない」「寝る前は見ない」など生活のルールを作ることで、生活習慣への影響を抑えやすくなります。

4〜6歳|想像力や社会性への影響

4〜6歳になると、友達と遊んだり、自分で考えて遊びを発展させたりする力が育っていきます。しかし、動画視聴が長時間になると、ごっこ遊びや工作、外遊びなど、自分で考えて遊ぶ時間が減り、想像力や創造力を育む機会が少なくなる可能性があります。

また、友達や家族との関わりが減ることで、順番を守ることや相手の気持ちを考える経験が不足することもあります。YouTubeを楽しむこと自体は問題ありませんが、動画以外の遊びも積極的に取り入れ、さまざまな体験を通して社会性やコミュニケーション能力を育むことが大切です。

小学生|学習・睡眠・依存傾向への影響

小学生になると、自分でYouTubeを操作できるようになり、視聴時間が長くなりやすい傾向があります。宿題や読書、外遊びの時間よりも動画視聴を優先するようになると、学習習慣や生活リズムに影響することがあります。また、夜遅くまで動画を見続けることで睡眠不足になり、翌日の集中力や学校生活に支障が出る場合もあります。

さらに、「やめようと思ってもやめられない」「動画が見られないとイライラする」といった状態が続く場合は、動画への依存傾向がみられることもあります。家庭内で利用時間や視聴ルールを決め、ゲームやスポーツ、読書など他の活動とのバランスを取ることが重要です。

子どもにYouTubeを見せる時間の目安

YouTubeを利用する際は、「何時間までなら大丈夫」と一律に考えるのではなく、子どもの年齢や発達に合わせて視聴時間を調整することが大切です。また、時間だけでなく、どのような動画を見るかや、保護者との関わり方も子どもの成長に影響します。

0〜2歳

0〜2歳は、できるだけ画面を見る時間を控えることが望ましいとされています。この時期は、人との触れ合いや実際に体を動かす体験が脳や言葉の発達に重要だからです。どうしても動画を利用する場合は、長時間続けて見せるのではなく、短時間にとどめ、保護者が一緒に見ながら声をかけたり会話をしたりするとよいでしょう。

2〜5歳

2〜5歳では、動画を見る時間は1日1時間程度を目安にし、それ以外の時間は外遊びや絵本、工作などさまざまな遊びを取り入れることが大切です。特に寝る前の視聴は睡眠に影響しやすいため、就寝前1時間ほどは動画を見ないようにすると、生活リズムを整えやすくなります。

小学生

小学生は、宿題や睡眠時間、運動時間を確保したうえでYouTubeを利用することが大切です。家庭ごとに利用時間のルールを決め、「宿題が終わってから」「夜○時まで」など具体的な約束を作ると管理しやすくなります。また、スマートフォンを寝室へ持ち込まないなど、長時間視聴を防ぐ工夫も効果的です。

時間だけでなく「内容」も重要

YouTubeは、視聴時間だけでなく「どのような動画を見るか」も重要です。年齢に合った知育動画や工作、音楽、運動などのコンテンツは、子どもの興味や学びにつながることがあります。一方で、刺激の強い動画や年齢に適さない内容を長時間見続けることは避けたほうがよいでしょう。

また、保護者が一緒に動画を見て感想を話し合ったり、「どこがおもしろかった?」と会話をしたりすることで、動画視聴をコミュニケーションの機会にもできます。時間だけを制限するのではなく、内容や視聴方法も含めて家庭に合ったルールを作ることが大切です。

YouTubeを見せるメリット

YouTubeは「見せすぎ」に注意が必要な一方で、使い方によっては子どもの成長や保護者の育児をサポートしてくれる便利なツールでもあります。大切なのは、時間や内容を意識しながら上手に取り入れることです。ここでは、YouTubeを活用することで期待できるメリットを紹介します。

学びにつながる動画もある

YouTubeには、数字やひらがな、歌、科学、自然など、子どもの興味を引き出す教育的な動画が数多く公開されています。年齢に合ったコンテンツを選べば、遊び感覚で新しい知識に触れられることが魅力です。また、実験や工作など、家庭ではなかなか体験できない内容を動画で学べることもあります。

ただし、学びにつながる動画だからといって長時間見続けることはおすすめできません。動画で得た知識を実際の遊びや会話につなげることが、理解を深めるポイントです。視聴後に「何が面白かった?」「一緒にやってみようか」と声をかけることで、より充実した学びにつながります。

親子で一緒に楽しめる

YouTubeは、親子で一緒に楽しめるコンテンツが豊富にあることもメリットです。歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、絵本の読み聞かせ動画を一緒に見たりすることで、自然と親子のコミュニケーションが生まれます。

また、動画を見ながら「このキャラクターかわいいね」「どうなると思う?」など会話をすることで、言葉の発達やコミュニケーション能力を育むきっかけにもなります。子どもだけで見せるのではなく、できるだけ保護者も一緒に楽しむことで、動画視聴の時間をより有意義なものにできるでしょう。

英語や知育に活用できる

YouTubeには、英語の歌やフォニックス、知育アニメなど、家庭学習に役立つ動画も充実しています。子どもが楽しみながら英語の音やリズムに親しめるほか、数字や色、形などを自然に学べるコンテンツも少なくありません。

特に幼児期は、歌や映像を通して楽しく学ぶことで興味を持ちやすくなります。ただし、動画を見るだけで十分な学習効果が得られるわけではありません。動画で覚えた英単語を親子で使ってみたり、一緒に歌を歌ったりすることで、より理解が深まりやすくなります。

保護者の負担軽減につながることもある

育児中は、食事の準備や家事、きょうだいのお世話などで手が離せない場面もあります。そのようなときに短時間YouTubeを活用することで、保護者が安心して家事を進められる場合があります。

もちろん、動画を長時間見せ続けることは避ける必要がありますが、「夕食の準備中だけ」「病院の待ち時間だけ」など、時間や場面を決めて利用するのであれば、育児の負担を軽減する助けになることもあります。無理に完全に禁止するのではなく、家庭の状況に合わせて上手に取り入れることが大切です。

YouTubeを見せすぎないための工夫

YouTubeは便利だからこそ、気付かないうちに視聴時間が長くなってしまうことがあります。見せすぎを防ぐためには、家庭でルールを決めたり、動画以外の遊びを取り入れたりすることが大切です。今日から実践しやすい工夫を紹介します。

視聴時間のルールを決める

YouTubeを利用する際は、「1日30分まで」「動画は2本まで」など、あらかじめ家庭内でルールを決めておくことが大切です。終わる時間が決まっていないと、子どもは「もう1本だけ」と見続けてしまいやすくなります。

また、タイマーを使って終了時間を知らせたり、毎日同じ時間帯だけ見るようにしたりすると、子どもも習慣として受け入れやすくなります。保護者の都合で毎回ルールが変わると混乱しやすいため、一貫したルールを続けることがポイントです。

食事中・寝る前は見せない

食事中に動画を見せると、食べることへの集中が難しくなったり、よく噛まずに飲み込んだりすることがあります。また、寝る直前まで動画を見続けると、画面の光や内容の刺激によって寝付きが悪くなる可能性があります。

食事は家族で会話を楽しむ時間、寝る前は絵本を読んだり静かに過ごしたりする時間として過ごすことで、生活リズムを整えやすくなります。特に就寝前1時間程度は動画を控えることを意識するとよいでしょう。

自動再生をオフにする

YouTubeの自動再生機能がオンになっていると、動画が終わるたびに次の動画が流れ、区切りをつけにくくなります。その結果、予定よりも長時間視聴してしまうことがあります。

見せすぎを防ぐためには、自動再生をオフにして、1本見終わったら必ず終了する習慣を作ることがおすすめです。また、年齢に合った動画だけが表示されるよう、子ども向けサービスや保護者による視聴管理機能を活用するのもよい方法です。

外遊びや絵本など他の遊びも取り入れる

動画視聴だけではなく、外遊びや絵本、積み木、お絵描きなどさまざまな遊びを取り入れることで、子どもの発達をバランスよくサポートできます。体を動かしたり、自分で考えながら遊んだりする経験は、想像力やコミュニケーション能力を育てるうえで重要です。

「動画を見ない時間=退屈な時間」ではなく、「楽しい遊びがたくさんある時間」と感じられるようにすると、YouTubeへの依存を防ぎやすくなります。休日は公園や自然の中で過ごす時間を意識的に作るのもおすすめです。

親子で一緒に動画を見る

子どもだけに動画を見せるのではなく、できるだけ保護者も一緒に見ることが理想です。動画を見ながら「面白かったね」「これは何かな?」と会話をすることで、コミュニケーションの時間にもなります。

また、一緒に見ることで、年齢に適さない内容が含まれていないか確認しやすくなるほか、子どもの興味や関心を知るきっかけにもなります。YouTubeを子守り代わりにするのではなく、親子で楽しむツールとして活用することが大切です。

こんな様子があれば専門家へ相談を検討しよう

YouTubeをよく見る子どもでも、すぐに発達上の問題があるとは限りません。しかし、生活や発達への影響が気になる様子が続く場合は、一度小児科や自治体の発達相談、保健センターなどへ相談してみることも大切です。早めに相談することで、不安を解消できたり、必要なサポートにつながったりすることがあります。

YouTubeをやめると激しく泣いたり怒ったりする

動画を終えるたびに激しく泣く、物を投げる、長時間癇癪を起こすといった様子が毎日のように続く場合は注意が必要です。年齢によって多少のぐずりはありますが、生活に支障が出るほど動画への執着が強い場合は、視聴習慣を見直す必要があります。

家庭だけで対応が難しいと感じる場合は、小児科や発達相談窓口に相談することで、子どもの発達に合った対応方法についてアドバイスを受けられることがあります。

言葉や発達が気になる

「同年代の子どもより言葉が少ない」「名前を呼んでも反応しにくい」「視線が合いにくい」など、発達について気になる様子がある場合は、YouTubeだけが原因と決めつけず、専門家へ相談することが大切です。

発達には個人差がありますが、気になることがあれば早めに相談することで、必要に応じた支援や見守りにつながります。動画視聴の影響も含め、生活全体を踏まえてアドバイスを受けられるでしょう。

睡眠や生活リズムが大きく乱れている

夜遅くまで動画を見て寝不足が続いている、朝起きられない、食事や入浴の時間が毎日大きくずれているなど、生活リズムの乱れが続く場合も相談を検討しましょう。

生活習慣の乱れは、子どもの成長や健康に影響する可能性があります。家庭で改善が難しい場合は、小児科などで生活リズムの整え方について相談することも選択肢の一つです。

健診で発達について指摘された

乳幼児健診や就学前健診などで発達について指摘を受けた場合は、「そのうち大丈夫だろう」と自己判断せず、必要に応じて専門機関を受診しましょう。

YouTubeの視聴時間だけが原因とは限りませんが、生活習慣や家庭での過ごし方を見直すきっかけになります。早めに相談することで、子どもの発達に合ったサポート方法や家庭でできる関わり方について具体的な助言を受けられます。

YouTubeとの上手な付き合い方

YouTubeは使い方次第で子どもの学びや遊びに役立つ一方、見せすぎると発達や生活習慣へ影響を及ぼす可能性があります。大切なのは「見せる・見せない」の二択ではなく、家庭に合ったルールを作り、子どもの成長に合わせて上手に活用することです。

完全に禁止する必要はない

YouTubeには、歌やダンス、知育、工作、英語など、子どもの興味や学びにつながる動画が数多くあります。そのため、「YouTubeは絶対に見せてはいけない」と考える必要はありません。完全に禁止すると、かえって子どもの興味が強くなったり、友達との話題についていけずストレスを感じたりする場合もあります。

重要なのは、視聴時間や内容を適切に管理することです。家庭の状況に合わせてルールを決め、動画だけに頼らず、外遊びや読書、親子の会話などとのバランスを意識することで、YouTubeを無理なく取り入れられるでしょう。

子どもの年齢や発達に合わせて活用する

YouTubeとの付き合い方は、子どもの年齢や発達段階によって変えることが大切です。乳幼児期は保護者と一緒に短時間楽しむ程度にし、小学生になったら学習や睡眠に支障が出ない範囲で利用するなど、成長に合わせてルールを見直しましょう。

また、同じ年齢でも発達や性格には個人差があります。動画を見ても切り替えが上手な子もいれば、終わりにするのが難しい子もいます。周りと比較するのではなく、自分の子どもの様子を見ながら利用方法を調整することが大切です。

家族みんなでルールを共有する

YouTubeのルールは、保護者だけが決めるのではなく、家族みんなで共有することが大切です。例えば、「夕食中は見ない」「宿題が終わってから30分だけ」「寝る1時間前は見ない」など、子どもにもわかりやすい約束を作ると守りやすくなります。

また、祖父母やきょうだいなど、子どもと関わる家族全員が同じルールで対応することも重要です。人によって対応が異なると、子どもが混乱しやすくなります。ルールを一貫して続けることで、YouTubeと上手に付き合う習慣を身につけやすくなるでしょう。

YouTubeの見せすぎに関するよくある質問

YouTubeの利用については、「何歳から見せてもいい?」「どれくらいの時間なら大丈夫?」など、保護者が気になる疑問が多くあります。ここでは、よくある質問についてわかりやすく回答します。

YouTubeは何歳から見せても大丈夫ですか?

明確に「何歳からなら大丈夫」という基準はありませんが、乳幼児期は人との触れ合いや遊びを通した経験が発達に重要であるため、長時間の動画視聴は避けることが望ましいとされています。特に2歳未満は必要最低限の利用にとどめ、視聴する場合も保護者が一緒に見ることが大切です。年齢が上がっても、時間や内容に配慮しながら利用しましょう。

1日に何時間までなら問題ありませんか?

子どもの年齢によって目安は異なりますが、長時間連続で視聴することは避けたほうがよいでしょう。幼児期は1日1時間程度を目安にし、外遊びや睡眠、親子のコミュニケーションの時間を十分に確保することが大切です。また、時間だけでなく、寝る前に見ないことや途中で休憩を挟むことも意識すると、生活リズムを整えやすくなります。

YouTubeばかり見たがるのは依存ですか?

YouTubeが好きだからといって、すぐに依存とは言えません。しかし、動画を見られないと激しく怒る、生活よりも動画を優先する、何時間でも見続けてしまうといった状態が続く場合は注意が必要です。まずは視聴時間や家庭内のルールを見直し、改善が難しい場合や生活に大きな支障が出ている場合は、小児科や専門機関への相談も検討しましょう。

知育動画なら長時間見せても大丈夫ですか?

知育動画には学びにつながる内容もありますが、知育動画だからといって長時間見せても問題ないわけではありません。子どもの発達には、人との会話や外遊び、絵本、実際に体験することも欠かせません。動画だけで学習を済ませるのではなく、動画で興味を持ったことを実際の遊びや会話につなげることが大切です。

テレビとYouTubeでは影響に違いがありますか?

テレビとYouTubeはどちらも長時間見続けると生活習慣に影響を与える可能性がありますが、YouTubeは自動再生機能や短時間で刺激の強い動画が多いことから、より長時間視聴につながりやすい特徴があります。また、自分で好きな動画を次々と選べるため、区切りをつけにくい点も特徴です。テレビ・YouTubeにかかわらず、視聴時間や内容を管理し、親子でコミュニケーションを取りながら利用することが大切です。

まとめ

YouTubeは、知育や英語、歌など子どもの学びにつながる動画が豊富にあり、上手に活用すれば育児をサポートしてくれる便利なツールです。しかし、長時間視聴が続くと、言葉やコミュニケーション、睡眠、生活習慣、学習などに影響を及ぼす可能性があります。

大切なのは、YouTubeを完全に禁止することではなく、子どもの年齢や発達に合わせて適切な時間・内容で利用することです。家庭でルールを決め、動画だけに頼らず、外遊びや絵本、親子の会話などさまざまな経験を取り入れることで、子どもの健やかな成長につながります。

もし、動画をやめられない、生活リズムが大きく乱れている、発達について気になる様子が続く場合は、一人で悩まず小児科や自治体の発達相談など専門家へ相談することも大切です。

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この記事を書いた人

小児看護師・助産師・保健師・IBCLC。
小児科・産婦人科における11年の臨床経験を基に、母子保健領域での支援活動に従事。新生児ケア、授乳指導、乳幼児の発達支援、育児相談など幅広い分野に対応している。
エビデンスに基づいた情報提供と、日常に落とし込みやすい具体的なアドバイスに定評があり、医療・育児分野の記事監修も行っている。
現在は自身も0歳児の育児に取り組んでおり、専門家としての知見に加え、実体験に基づいたリアルな視点からの情報発信を大切にしている。

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