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手足口病とは?症状・原因・治療法・保育園はいつから行けるかまでわかりやすく解説

手足口病は、乳幼児を中心に夏に流行しやすい感染症です。手や足、口に発疹や水ぶくれができることが特徴ですが、「病院は受診したほうがいい?」「保育園はいつから登園できる?」「兄弟にうつる?」など、不安に感じる保護者の方も多いでしょう。

この記事では、手足口病の症状や原因、感染経路、治療法、家庭での過ごし方、受診の目安、登園基準、予防方法までわかりやすく解説します。子どもが手足口病になったときに慌てず対応できるよう、知っておきたいポイントをまとめました。

目次

Table of Contents

手足口病とは?

手足口病は、乳幼児を中心に流行するウイルス感染症です。名前のとおり、手のひらや足の裏、口の中などに発疹や水ぶくれが現れるのが特徴で、夏に流行することが多くあります。ほとんどの場合は軽症で自然に回復しますが、口の中が痛くなって食事や水分が取りづらくなったり、まれに合併症を引き起こしたりすることもあるため注意が必要です。ここでは、手足口病の特徴やかかりやすい年齢、流行する時期などについてわかりやすく解説します。

手足口病はどんな病気?

手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどが原因で起こる感染症です。感染すると3~5日ほどの潜伏期間を経て、口の中や手足に小さな発疹や水ぶくれが現れます。多くの場合は1週間ほどで自然に回復し、特別な治療薬は必要ありません。しかし、口の中の痛みが強いと食事や水分を十分に摂れず、脱水症状を起こすことがあります。また、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすこともあるため、高熱が続く、ぐったりしているなど普段と様子が違う場合は早めに医療機関を受診しましょう。

何歳くらいの子どもがかかりやすい?

手足口病は5歳以下の乳幼児に多くみられ、特に1~3歳頃の子どもがかかりやすいとされています。この時期は免疫が十分にできていないことに加え、保育園や幼稚園など集団生活を始めるケースも多いため、感染が広がりやすくなります。一方で、小学生や大人が感染することも珍しくありません。過去に感染したことがあっても、原因となるウイルスの種類が異なれば再びかかる可能性があります。そのため、一度手足口病になったからといって今後は感染しないというわけではありません。

夏に流行しやすい理由

手足口病は毎年5月頃から患者数が増え始め、7~8月に流行のピークを迎えることが多い感染症です。夏に流行しやすい理由として、原因となるエンテロウイルスが高温多湿の環境で活動しやすいことや、子ども同士が保育園や幼稚園で密接に接する機会が多いことが挙げられます。また、水遊びやプールなどでタオルやおもちゃを共有する場面が増えることも感染拡大につながります。ただし、近年は秋から冬にかけて流行する年もあり、夏だけ注意すればよい病気ではありません。

大人にも感染することがある

手足口病は子どもの病気というイメージがありますが、大人にも感染することがあります。特に子どもの看病をする保護者や保育士などは感染する機会が多く、子どもよりも症状が強く出る場合があります。大人では高熱や強いのどの痛み、手足の発疹による痛みなどが現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。また、感染していても症状がほとんど出ないケースもあり、知らないうちに家族へうつしてしまうこともあるため注意が必要です。家庭内では手洗いやタオルの共用を避けるなどの感染対策を心がけましょう。

手足口病の主な症状

手足口病では、発疹や水ぶくれだけでなく、発熱や口の痛みなどさまざまな症状が現れます。ただし、症状の現れ方には個人差があり、発熱しない子どももいれば、口の痛みが強く食事をほとんど食べられなくなる子どももいます。症状の特徴を知っておくことで、早めの対応や受診の判断につながります。

手・足・口に発疹や水ぶくれができる

手足口病の最も特徴的な症状は、手のひらや足の裏、口の中に小さな赤い発疹や水ぶくれができることです。ひじやひざ、お尻などに広がることもあります。発疹は強いかゆみを伴わないことが多いものの、口の中にできた水ぶくれは痛みを感じやすく、食事や飲み物を嫌がる原因になります。発疹の数や大きさには個人差があり、数個だけの場合もあれば全身に広がることもあります。通常は1週間ほどで自然にかさぶたにならず治っていくのが特徴です。

発熱することもある

手足口病では約3~4割の子どもに発熱がみられるとされています。熱が出ても38℃前後の軽い発熱であることが多く、1~2日程度で下がるケースがほとんどです。一方で、熱がまったく出ないまま発疹だけ現れる子どももいます。39℃以上の高熱が何日も続く場合や、熱が下がっても元気がなくぐったりしている場合は、手足口病以外の病気や合併症の可能性も考えられるため、小児科を受診しましょう。熱の高さだけでなく、子どもの様子をよく観察することが大切です。

のどの痛みで食事や水分が取りにくくなる

口の中にできる発疹や水ぶくれは、手足口病で最もつらい症状の一つです。食べ物や飲み物がしみて痛みを感じるため、食事を嫌がったり、水分補給が十分にできなくなったりすることがあります。特に熱いものや酸味の強い食べ物は刺激になりやすいため、冷ましたおかゆや豆腐、ゼリー、ヨーグルトなど口当たりの良いものがおすすめです。水分不足になると脱水症状を起こす恐れがあるため、一度にたくさん飲ませるのではなく、少量ずつこまめに水分補給を行いましょう。

症状はどれくらい続く?

手足口病の症状は、一般的に7~10日程度で自然に改善します。発熱は1~2日ほどで下がることが多く、その後も発疹や口の痛みが数日続きます。発疹はかさぶたにならず、そのまま薄くなって消えていくのが特徴です。ただし、症状が治まった後も便の中には数週間にわたりウイルスが排出されることがあります。そのため、回復後もしばらくは手洗いやおむつ交換後の衛生管理を徹底することが大切です。症状が長引く場合や、元気がない状態が続く場合は再度医療機関へ相談しましょう。

手足口病の原因・感染経路

手足口病は感染力が強く、保育園や幼稚園などで集団感染が起こりやすい病気です。原因となるウイルスは複数あり、感染経路も一つではありません。子どもだけでなく家族へうつることもあるため、感染の仕組みや予防方法を知っておくことが大切です。

コクサッキーウイルスなどが原因

手足口病は、コクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71(EV-A71)などのエンテロウイルスが原因となって発症します。毎年流行するウイルスの種類が異なるため、一度手足口病にかかったことがあっても、別の種類のウイルスに感染すると再び発症する可能性があります。感染後は3~5日ほどの潜伏期間を経て、発熱や発疹などの症状が現れます。多くは軽症で自然に回復しますが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を引き起こすこともあるため、体調の変化には注意が必要です。

飛沫感染・接触感染・便から感染する

手足口病は、主に飛沫感染・接触感染・糞口(ふんこう)感染の3つの経路で広がります。咳やくしゃみに含まれる飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着したおもちゃやドアノブに触れた手で口や鼻を触ったりすることで感染します。また、便の中には症状が治まった後もしばらくウイルスが排出されるため、おむつ交換後の手洗いが不十分だと家族へ感染することがあります。日頃から石けんによる丁寧な手洗いを習慣にし、感染拡大を防ぐことが大切です。

保育園・幼稚園で広がりやすい理由

保育園や幼稚園では、子ども同士が近い距離で遊んだり、おもちゃや遊具を共有したりするため、手足口病が広がりやすい環境となっています。乳幼児は手洗いが十分にできないことも多く、鼻水やよだれが付着した手でおもちゃに触れることで、ウイルスが次々と広がってしまいます。また、症状が軽く気付かないまま登園しているケースもあり、知らないうちに感染が拡大することもあります。家庭だけでなく、園でも手洗いや消毒など基本的な感染対策を続けることが重要です。

家族内感染を防ぐポイント

子どもが手足口病にかかった場合は、家庭内で感染を広げないための対策も欠かせません。外から帰ったときや食事前、おむつ交換後には石けんでしっかり手を洗い、タオルの共用は避けましょう。また、おもちゃやテーブルなど子どもがよく触れる場所はこまめに清掃・消毒すると安心です。便には症状が治まった後も数週間ウイルスが排出されることがあるため、おむつは密閉して捨て、処理後は必ず手洗いを行ってください。家族全員で基本的な感染対策を徹底することが大切です。

手足口病になったときの治療法

手足口病には原因となるウイルスを直接治す薬はありません。そのため、発熱や口の痛みなどの症状を和らげながら自然に回復するのを待つ「対症療法」が基本となります。症状に合わせたケアを行い、子どもが少しでも楽に過ごせるようサポートしましょう。

手足口病に特効薬はない

手足口病にはインフルエンザのような特効薬や抗ウイルス薬はなく、基本的には自然治癒を待つ病気です。発熱や痛みが強い場合には、医師の判断で解熱鎮痛薬が処方されることがありますが、ウイルスそのものを退治する薬ではありません。そのため、無理に早く治そうとするのではなく、十分な休息と水分補給を心がけながら回復を待つことが大切です。自己判断で市販薬を使用する前に、小児科へ相談すると安心です。

自宅での過ごし方

手足口病と診断されたら、無理に外出せず、自宅でゆっくり休養しましょう。熱が下がっても体力が回復するまでは激しい運動や長時間の外出は控えることをおすすめします。また、口の痛みで機嫌が悪くなったり、食欲が落ちたりすることもありますが、無理に食べさせる必要はありません。室内は過ごしやすい温度に保ち、十分な睡眠を取れる環境を整えましょう。子どもの様子をよく観察し、ぐったりしている、水分が取れないなど気になる症状があれば早めに受診してください。

食事で気を付けたいこと

口の中に発疹や水ぶくれができると、食べ物がしみて食事を嫌がることがあります。そのため、熱い料理や辛いもの、柑橘類など酸味の強い食品は避け、冷ましたおかゆやうどん、豆腐、茶碗蒸し、ゼリー、ヨーグルトなど飲み込みやすいものを選びましょう。食欲が落ちても一度にたくさん食べさせようとせず、少量ずつ回数を分けて与えることがポイントです。食べられる量が少なくても、水分がしっかり取れていれば過度に心配する必要はありません。

水分補給で脱水を防ぐ

手足口病では、口の痛みのために水分補給が不足し、脱水症状を起こすことがあります。特に乳幼児は脱水が進みやすいため、普段以上にこまめな水分補給を意識しましょう。水や麦茶のほか、必要に応じて経口補水液を利用するのも有効です。一度にたくさん飲ませるのではなく、スプーンやストローを使って少量ずつ与えると飲みやすくなります。尿の回数が減る、泣いても涙が出ない、ぐったりしているなどの症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診してください。

手足口病で病院を受診する目安

手足口病は多くの場合、自然に回復する病気ですが、症状によっては医療機関の受診が必要です。特に乳幼児は体調が急変することもあるため、「いつ受診すればよいのか」を知っておくと安心です。子どもの様子をよく観察し、気になる症状があれば早めに相談しましょう。

基本は小児科を受診する

手足口病が疑われる場合は、まず小児科を受診しましょう。特徴的な発疹や口の中の状態、発熱の有無などを確認し、症状に応じた対応について説明を受けられます。手足口病は特別な検査を行わなくても診断できることが多く、必要に応じて解熱鎮痛薬などが処方されます。受診前には、感染拡大を防ぐため医療機関へ電話で相談し、受診方法を確認しておくと安心です。また、子どもの水分摂取量や発熱の経過などを伝えられるようにしておくと診察がスムーズです。

すぐに受診したほうがよい症状

手足口病は軽症で済むことがほとんどですが、高熱が続く、ぐったりして元気がない、水分をほとんど飲めないなどの症状がある場合は早めに受診しましょう。また、何度も嘔吐する、頭を痛がる、機嫌が極端に悪い、呼びかけへの反応が鈍いなど、普段と明らかに様子が違う場合も注意が必要です。口の痛みで食事が取れないこと自体は珍しくありませんが、水分まで飲めなくなると脱水症状につながる恐れがあります。保護者が「いつもと違う」と感じたら、早めに小児科へ相談することが大切です。

救急受診を検討すべきケース

けいれんを起こした、意識がもうろうとしている、呼びかけても反応が悪い、呼吸が苦しそうなどの症状がある場合は、救急受診を検討しましょう。また、水分がまったく飲めず、おしっこの回数が極端に減っている場合も、脱水症状が進んでいる可能性があります。手足口病ではまれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症を起こすことがあるため、強い頭痛や繰り返す嘔吐、ぐったりした状態が続く場合は早急な対応が必要です。迷ったときは、かかりつけ医や救急相談窓口へ相談することをおすすめします。

手足口病の予防方法

手足口病を完全に防ぐワクチンや予防薬はありません。そのため、日頃から基本的な感染対策を行うことが最も重要です。家庭だけでなく、保育園や幼稚園でも感染予防を意識し、子どもが安心して過ごせる環境を整えましょう。

手洗い・消毒を徹底する

手足口病の予防で最も大切なのは、石けんを使った丁寧な手洗いです。外から帰った後や食事前、トイレの後、おむつ交換後などは、指先や指の間、手首までしっかり洗いましょう。アルコール消毒は一部の原因ウイルスには十分な効果が期待できない場合もあるため、基本は石けんと流水による手洗いが重要です。保護者も一緒に手洗いを行い、小さな頃から正しい手洗い習慣を身につけることが感染予防につながります。

タオルや食器の共用を避ける

家庭内で感染を広げないためには、タオルやコップ、スプーンなどを家族で共用しないことが大切です。手足口病のウイルスは唾液や鼻水などにも含まれるため、同じ食器を使うことで感染する可能性があります。特に兄弟姉妹がいる家庭では、それぞれ専用のタオルを用意し、使用後はこまめに洗濯しましょう。また、子どもがよく触れるおもちゃやテーブルなども定期的に清掃し、清潔な環境を保つことが重要です。

おむつ交換後は手洗いを徹底する

手足口病は症状が治まった後もしばらく便の中にウイルスが排出されます。そのため、おむつ交換後の手洗いは特に重要です。使用済みのおむつはビニール袋などに入れて密閉し、速やかに処分しましょう。その後は石けんと流水で丁寧に手を洗い、必要に応じて交換場所を清掃・消毒します。便を介した感染は家庭内で広がりやすいため、症状が治ったあともしばらくは感染対策を継続することが大切です。

保育園・幼稚園では感染対策を心がける

保育園や幼稚園では、子ども同士が密接に関わるため、手足口病が広がりやすい環境です。家庭でも毎日の健康状態を確認し、発熱や発疹など気になる症状がある場合は無理に登園させないようにしましょう。また、園から感染症の流行情報が出ているときは、帰宅後の手洗いをより丁寧に行うことが大切です。園と家庭が連携して感染対策を続けることで、集団感染のリスクを減らしやすくなります。

手足口病になったら保育園・幼稚園はいつから行ける?

手足口病になると、「いつから登園してもいいの?」「ほかの子どもにうつさない?」と不安に感じる保護者も多いでしょう。手足口病は症状が治まった後もしばらくウイルスが排出されるため、登園・登校の判断は子どもの体調を基準に考えることが大切です。

登園・登校の目安

手足口病は、症状が軽快して全身状態が良ければ登園・登校できることが一般的です。具体的には、発熱がなく、普段どおり食事や水分が取れ、元気に過ごせる状態が目安となります。発疹が残っていても、それだけで登園できないわけではありません。ただし、園や学校によって独自の基準を設けている場合もあるため、登園前に確認しておくと安心です。症状が落ち着いていても、無理をさせず体調を見ながら生活を再開しましょう。

登園許可証は必要?

手足口病は、法律上、登園許可証の提出が義務付けられている感染症ではありません。そのため、多くの保育園や幼稚園では医師の登園許可証がなくても登園できます。ただし、施設によっては「登園届」の提出を求める場合や、医師の診断を受けたことを確認するケースもあります。対応は施設ごとに異なるため、子どもが通っている園へ事前に確認しておきましょう。不安がある場合は、受診時に医師へ登園の目安を相談すると安心です。

家庭で気を付けたいこと

症状が治まった後も、便の中には数週間ウイルスが排出されることがあります。そのため、登園後もしばらくは手洗いやおむつ交換後の衛生管理を続けることが大切です。また、家族間でタオルや食器を共用しない、おもちゃやドアノブなどよく触れる場所を清潔に保つことも感染予防につながります。子どもが十分に回復するまでは無理をさせず、睡眠や栄養をしっかり取れる生活を心がけましょう。

手足口病でよくある質問

手足口病については、「何度もかかるの?」「大人にうつる?」「お風呂に入っても大丈夫?」など、保護者から多く寄せられる疑問があります。ここでは、特によくある質問とその回答を紹介します。

手足口病は何回もかかりますか?

はい、手足口病は複数回かかる可能性があります。原因となるウイルスはコクサッキーウイルスやエンテロウイルスなど複数存在するため、一度感染して免疫ができても、別の種類のウイルスに感染すると再び発症することがあります。そのため、過去に手足口病になったことがある子どもでも、基本的な感染対策は引き続き行うことが大切です。

兄弟にうつる可能性はありますか?

はい、兄弟姉妹に感染する可能性があります。家庭内では食事や遊び、おむつ交換などを通して感染しやすいため、手洗いを徹底し、タオルや食器の共用を避けることが重要です。特に乳幼児は感染しやすいため、症状がある子どもと接した後は保護者も丁寧に手洗いを行い、家庭内での感染拡大を防ぎましょう。

大人がかかると重症化しますか?

大人も手足口病に感染することがあります。子どもより症状が重くなる場合もあり、高熱や強いのどの痛み、手足の発疹による痛みで日常生活に支障をきたすケースもあります。一方で、ほとんど症状が出ないまま感染していることもあるため、子どもの看病をする際は手洗いや感染対策を徹底することが大切です。

お風呂に入っても大丈夫ですか?

熱がなく元気であれば、お風呂に入っても基本的に問題ありません。ただし、高熱がある場合やぐったりしている場合は無理をせず、体調が回復してから入浴しましょう。また、口の中が痛くて機嫌が悪い場合は、短時間で済ませるのがおすすめです。兄弟と一緒に入浴すると感染リスクが高まる可能性があるため、できれば別々に入ると安心です。

発疹が治るまでどれくらいかかりますか?

発疹は通常、発症から7~10日程度で自然に治ることがほとんどです。水ぶくれがかさぶたになることは少なく、徐々に薄くなって消えていきます。ただし、発疹が治った後も便の中には数週間ウイルスが排出されるため、症状がなくなっても感染対策は継続することが大切です。発疹が長期間改善しない場合や悪化する場合は、小児科へ相談しましょう。

まとめ

手足口病は、乳幼児を中心に流行するウイルス感染症で、手や足、口に発疹や水ぶくれができるのが特徴です。多くの場合は1週間ほどで自然に回復しますが、口の痛みによる食欲低下や脱水には注意が必要です。また、飛沫感染や接触感染、便を介して感染するため、手洗いやタオルの共用を避けるなど、家庭での感染対策も欠かせません。

子どもの様子をよく観察し、高熱が続く、ぐったりしている、水分が取れないといった症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。正しい知識を身につけて適切に対応することで、子どもの負担を減らし、家族への感染拡大も防ぎやすくなります。

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この記事を書いた人

小児看護師・助産師・保健師・IBCLC。
小児科・産婦人科における11年の臨床経験を基に、母子保健領域での支援活動に従事。新生児ケア、授乳指導、乳幼児の発達支援、育児相談など幅広い分野に対応している。
エビデンスに基づいた情報提供と、日常に落とし込みやすい具体的なアドバイスに定評があり、医療・育児分野の記事監修も行っている。
現在は自身も0歳児の育児に取り組んでおり、専門家としての知見に加え、実体験に基づいたリアルな視点からの情報発信を大切にしている。

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